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私たちの周りに、頼れる人を増やしていこう

バヤニハン日本語教室は、フィリピン人のバイリンガル講師が、母国語を交えて日本語や生活習慣、文化、情報を同胞に教える教室です。
そして、これまでたくさんの日本人ボランティアさんをはじめ、行政や企業に支えられてきました。
今回は地域における日本語教室の意義と醍醐味について、地域日本語教育にご精通されている米勢治子先生をお招きして講座を開きました。

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前半は文化庁が「生活者としての外国人」のための日本語教育事業を推進してきた背景や指針についてお話がありました。
文化庁では「カリキュラム5点セット」を作成し、これを軸にして、全国でさまざまな団体が事業運営をしています。
(http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/kyouiku/nihongo_curriculum/)

けれどもこの「5点セット」は、バイリンガル講師を目指そうとする方、地域のボランティアさんにはあまり知られていない内容でした。
参加者に文化庁の指針を知ってもらい、地域日本語教室で役立ててもらえればと期待して、この講座を企画しました。
講義の要点は、日本語教室において参加者同士のネットワークを広げていくためには、自治体とつながりが欠かせないこと。
そのために国、県、市町村は体制を整備する必要があることというお話でした。
そして、「自立」とは、一人で何でもできるようになることではなく、「頼れる人が増えるネットワークづくりのこと」というお話があり、
このことは多くの受講者が賛同しました。

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後半はワークショップをとおして、国籍問わず、参加者同士がともに話し合いました。
バイリンガル講師のメリット、デメリットについての話し合いでは、メリットには「母国語で話せるので、細かい質問ができる。
また、説明もできる」「学習者にとっては安心感がある」といった意見が多かったです。
いっぽうデメリットでは「発音が的確にできない」「文字の指導はあまり上手にできない」
「学習者が講師に頼りすぎてしまって、勉強にならない」といった意見が挙げられました。
けれども「もしかして、デメリットは日本人ボランティアさんに教室へ参加してもらうことで、補えるのではないか」
ということに至りました。お互いの特性を活かして協力することが交流を深めることになるということに気づきました。

次回は11月5日(火)市民協働について考えたいと思います。
チラシはコチラ
人材育成② 山下課長講座

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